【修道会の霊性】


ヌヴェール愛徳修道会は、17世紀、ベネディクト会司祭ジャン・バチスト・ドゥラヴェンヌによって創立されました。ドゥラヴェンは、シスターたちが、修道院の中にではなく、貧しい人々と共に生きることを望みました。この生き方ゆえに、“使徒的修道会”と云われています。

 

ヌヴェール愛徳修道会のシスターたちの霊性は、

 

最も不幸な人々、貧しい人々、疎外されている人々のかたわらにあって、

御父の愛、神のいつくしみを世に証しすること

 

「祈りの生活」と「活動に取り組む生活」は、使徒的修道生活の二本の柱です。

その使命を果たすために、貧困と疎外に苦しんでいる世界中のさまざまな場所に派遣されています。聖霊の導きによって使徒職として派遣された場を出発点にして、また聖書に照らし合わせながら、個人として、共同体として、活動していきます。

人間を抑圧するものに心傷つき、人間に真の命を回復させるために情熱を傾ける、御父のいつくしみの顔を受け入れるためです。私たちの使徒的活動は、教育・健康・社会的活動・司牧の分野において、次のことを目指しています。

 

貧しい人々、疎外されている人々の生活の向上、人権の擁護、福音宣教

 

このようにして「神は愛である」ことを告げていきます。

 

修道会は、今日、富んでいる人々と貧しい人々の格差がますます著しくなっている世界の中で、自らに委ねられた使命を生きています。それぞれの派遣された地域の文化的背景を尊重しながら活動しています。

貧しい人々への奉仕をとおして、神の偉大な愛の証であるキリストのみ跡に従って生きることを約束する生活を送っています。